鎌倉 – 旅の栞

ここのところの京都のお寺巡りで京都五山をまわったりしましたが、同様に鎌倉五山というのがあります。
鎌倉は以前横浜に住んでいた時に２回ほど来たことがあったのですが、その当時は花を見に来た感じだったので、一度しっかり見てきたくなりました。

さすがに日帰りは厳しいので前日のうちに平塚まで移動して泊まりました。

北鎌倉駅で降りるとすぐに鎌倉五山第二位の円覚寺です。

山門

仏殿

本尊は釈迦如来ですが、宝冠をかぶっています。

天井は白龍図

方丈の庭園

珍しい鳥さん発見

カワセミ？

トリミングズームすると、こんな感じ

この奥に国宝の舎利殿がありますが、近くまで行けません。

黄梅院

入口近くに戻ると、登る脇道があって、弁天堂
普通は池にあるんですけどね。

このすぐそばにある、大鐘。国宝です。

次のお寺を目指します。

浄智寺
鎌倉五山第四位になります。

あれ？仏殿の写真撮り忘れた．．．
本尊の三世仏
左から、阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒如来（菩薩）

次のお寺へ向かう途中で、立ち止まって立木を見ている人がいるので見てみると．．．
なんかいた。

ムササビかと思いましたが、後で調べたらタイワンリスみたいですね。
野生のものらしいです。三匹いました。

木から木へ飛び移って遊んでいました。

こんな、普通の庭にある木なんですが、いつもいるんでしょうか。

明月院
あじさい寺として有名なところです。

北条時頼の墓


方丈



開山堂

鎌倉十井のなかで唯一今も使える井戸、瓶（つるべ）の井

鎌倉独自の「やぐら」という岩を掘り抜いた洞窟
これが鎌倉のやぐらとして最大だそうです。
釈迦如来その他が彫られています。

鎌倉五山第一位の建長寺

ここは人が多いです。

三門

仏殿

本尊は地蔵菩薩です。禅宗としては珍しいですね。

法堂

こちらの本尊は千手観音菩薩


方丈

ここでは毎日座禅会をやっているようです。

この梵鐘も国宝らしい

円応寺
ここは、閻魔大王を始めとする十王が安置されています。ここは以前来た時も印象に残っていて、もう一度来たいと思っていたところです。
亡者が各王の前で取り調べを受け、その後の処遇を判定される手続きが解説されています。
この取り調べは七日毎に行われ、初七日の法要とかは、この取り調べで有利になるよう配慮してもらうためのものだそうです。

鶴岡八幡宮に入ります。ここは裏口ですね。

数年前の台風で倒れた大銀杏

根のところから、新芽が出てきたそうです。
また、古い株からも一部新芽が出てきたとのこと。

ちょうど、萩の季節らしいので、萩で有名なお寺に寄りました。
宝戒寺


通路を塞ぐ感じで萩が咲いています。

本堂は萩に隠れてしまっていますね。
本尊は地蔵菩薩です。

きょうのにゃんこ

そろそろお昼になりました。
途中にあった居酒屋ぽいところに入りました。

金目鯛のづけの定食

とちゅうで、こんな風にお茶漬けにできます。

鎌倉は鶴岡八幡宮を中心に北、東、西へ広がっており、北から来たのであとは東と西です。まずは東へ向かいました。
途中に杉本観音というのがありました。鎌倉最古のお寺だそうです。
よく見たら、坂東三十三観音の一番札所です。これは寄らねば．．．

本尊は十一面観音

さすがにここで御朱印を貰うとこの先大変なことになりそうなのでやめておきました。

鎌倉五山第五位の浄妙寺

ここでもにゃんこ発見


触られようが気にせず寝ています。

皿があるのでここで飼っているんですね。

本堂は方丈形式です。本尊は釈迦如来。

ここはあんまり建物はないようです。
境内の中の登ったところに、石窯ガーデンテラスというレストランがありました。
石窯でパンを焼くようです。

戻る途中、釈迦堂口切通しというのがあったので寄ってみましたが、災害によりずっと通行止めのようでした。

鶴岡八幡宮に戻って、今度は西へ向かいます。

鎌倉五山第三位の寿福寺


一般公開はしていないようです。

脇を進むと、墓地の奥に北条政子の墓などがありました。

更に進みます。

高徳院

鎌倉大仏のお寺です。

疲れたので飲み物を飲んでいたら、すぐそばの木に．．

これで帰ろうと思ったら、長谷寺を発見。
奈良の長谷寺と同じ徳道上人が関係しているようです。
また、本尊の十一面観音も、奈良と同じ木から作られたと言い伝えられているそうです。
坂東三十三観音四番札所らしい。

観音堂
たしかに、本尊の十一面観音は奈良とよく似ていました。

輪蔵
中に一切経が納められていて、一回転させると一切経を唱えたのと同じご利益があるそうです。