熊野本宮の近くにかわった温泉があるので行ってきました。
かわった温泉といっても、日本最古の湯に数えられるそうです。
R168で十津川を抜けて、本宮からひと山越えて湯の峰温泉に到着。
河原に湯筒があり、卵とかを茹でることができるようになっています。
ここの名物はつぼ湯というやつです。貸切制になっており、順番待ちになります。
公衆浴場で入湯券を購入して順番札をもらいました。
つぼ湯はこんな小さな小屋にあります。
1時間以上待ち時間があるとのこと。
待ち時間を利用して、こちらも湯筒を利用します。
周辺の売店で食材を売っていますが、自分で用意して持って来ました。
卵とさつまいも
引っ掛けるところがあるので、落ちないように固定します。
できるまで、周辺散策
すぐ脇にある東光寺
本尊は自然に積もった湯の花が薬師如来の形になったものらしいです。
ここには小栗判官伝説というのがあります。
室町時代に毒殺されそうになった小栗判官は、なんとか現世に戻ることができたのですが、餓鬼の姿になってしまったそうで、苦労して藤沢から熊野の湯の峰温泉までたどり着いてつぼ湯で療養したところ、蘇生できたそうです。あちこちに「小栗判官蘇生の地」というのぼりが立っていました。
食材を引き上げました。
卵はかたゆでに仕上がっていましたが、さつまいもはまだ半生でした。
これは、別々にネットを用意して、漬ける時間を変えたほうがいいですね。
ようやく順番が来ました。
貸切なので中の写真が取れます。
小屋の壁の下側は引き上げられるようになっています。ここは河原なので川が増水した時に流されないようにするためみたいですね。
小さく見える湯壷ですが、家庭用の浴槽よりは大きく、一人なら十分な広さです。
源泉は92℃なので放っておくと熱すぎになります。その時は水でうめるようになっています。
前に入っていた人がいるので熱めの適温でした。
ここは、熊野参拝の前に体を清める潔斎の場でもあったようです。
温泉を出て、ちょっと戻って熊野本宮へ。
熊野本宮館は台風被害の復旧工事をしていました。
大斎原
もう初詣体制になっていました。
かつてはここに本宮大社がありましたが、120年前の水害で流されてしまって現在の高台に移動しました。昨年の水害でも、ここは同様に水没したそうです。
こちらは現在の本宮
昨年まで本殿の葺き替えをやっていましたが、今は門の作業をやっているようです。
帰りは龍神側からにしました。
高野龍神スカイラインはチェーン規制となっていました。
念のためかと思っていたら、上の方はこんなことになっていました。
ごまさんスカイタワー
新品のスタッドレスを履いているので平気でした。