2012/10/17 9番南円堂本尊開帳

年に1回の本尊開帳があるので、平日ですが休みをもらって南円堂に行ってきました。

あいにくの雨模様です。

仮金堂の特別拝観もやっているようなので、あとで寄ることにします。

南円堂に到着
ちょうど入場が始まった時間でした。

最初は読経があり、10分くらい待ちました。

思っていたよりかなり大きな観音様でした。
不空羂索観音菩薩といい、六臂であるところは如意輪観音に似ていますが、不空羂索という縄をはじめとした道具を持っているのが違います。

扉が開いています。
中で直接拝めます。

垂れ幕が鹿の柄ですね。

南円堂をあとにして、仮金堂へ向かいます。

仮金堂は消失した中金堂の再建費用が賄えず、その代わりに建てたものだそうです。
この仮金堂は２代目で、最初の仮金堂は江戸時代に建てられましたが、現在の仮金堂は1975年に薬師寺の旧金堂を移築したものだそうです。
現在、中金堂の復元工事が行われており、2018年に落成する予定だそうです。

例によって内部は撮影禁止です。
本尊は釈迦如来です。

仮金堂拝観は国宝館とセットとなっていたので、こちらも入って来ました。
修学旅行の生徒がいっぱいでした。
ある程度仏像のことがわかってきたので、以前来た時よりも興味深く見ることができました。

次は、新薬師寺に向かいました。
意外と距離があった．．．

新薬師寺の裏門

こちらがおもて

シンプルな本堂ですが、奈良時代に創建された当時の建物で、国宝です。



本尊は名前の通り薬師如来で、本尊を囲む十二神将も１体をのぞいて国宝です。

新薬師寺の裏に、奈良写真美術館というところがありました。

奈良のいろんな風景や仏像を撮り続けた写真家、入江泰吉の作品を見ることができる美術館です。奈良の旅が好きな人にはお勧めですね。

裏道を歩いてならまち付近まで来ました。
雨が強くなってきた。

お昼になったところで一福茶屋というところに入りました。
吉野葛の専門店天極堂が直営するお店で、葛粉や葛を使ったスイーツの販売と、軽食をやっています。

手延葛うどんセット

くず餅のデザートが付きますが、これは作りたての温かい状態で出てきます。

そのまま進んでたどり着いた元興寺
明日香村の飛鳥寺が平城遷都で移転してきたお寺だそうです。
かつてはとても大きなお寺だったようですが、今は一部しか残っていません。

本堂はもともと僧坊の一部だったところを内陣として改装したものらしいです。これも国宝

また、宝物殿の中には高さ５メートルあまりの小型の五重塔の模型ぽいものがありましたが、これも鎌倉時代に作られた国宝だそうです。

そして、ならまち界隈




ならまち格子の家

そして、中心街の方に出ました。

天気が良ければもっと歩いたのですが、この日はここまでにして帰りました。
多くの国宝にふれた一日でした。