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前日の大エルミタージュ美術館展に続いて、もう一つ美術展に行ってきました。
エル・グレコ展です。
スペインの三大画家の一人だそうで、肖像画で有名らしいです。それから、宗教画も多く描いていたようです。

雨の中、大阪中之島の国立国際美術館へ。

大阪市立科学館の隣なんですね。
ここも今度のぞきに来なければ．．．

美術館は、こちらの地下らしいです。

当然ながら中は撮影禁止なので、写真はここまで。
エル・グレコというのは通称で、「ギリシャ人」という意味だそうです。
ギリシャのクレタ島出身で、ベネチアを経てスペインのトレドに渡り有名になったようです。

彼の肖像画は、見るものと視線が合うように描かれていることが多く、語りかけてくるような描写が行われていました。
宗教画の方は、彼の特徴がどうかという以前に宗教画自体まともに見るのが初めてだったので、こんな題材が選ばれて、こんな使い方をされたとかいったことがわかりました。
「ギリシャ人」と呼ばれるだけあって、ギリシャにゆかりのある聖人に特に思い入れのある描き方をしていたようです。

雨が降っていたのであまり寄り道をせずに帰りました。

今年はもうひとつ美術展に行く予定です。

西国三十三所３周目をボチボチ進めておきます。
だいたい１年で１周ですね。
天気に不安があるので４輪でお出かけ。

中央環状線-R26から根来寺の近くを抜けて紀三井寺へ。

団体の巡礼さんを階段で抜いてお参りしました。

そして、３番粉河寺へ

次は山越えで４番施福寺ですが、ナビに任せたらいつものR480ではなくて犬鳴山のそばを通るr62経由でした。


ひたすら登りですが、前回と違って雨が降っていないので楽でした。



愛染堂
前回は修理中でした。

最後の階段

到着

登り切ったところから、ハイキングコースが続いています。

本堂でお参り

某コミュニティで、施福寺でビスコを食べるのが流行っていたのでまねをしてみました。

本堂前広場からの風景

下り

さらに移動して葛井寺

３周目になると慣れてきましたね。

雨模様なので、天気に左右されないツタンカーメン展に行ってきました。

会場は海遊館の隣です。

海遊館

１時間以上待ちとか聞いていたので覚悟していたのですが、30分待ちとのことでした。（実際は45分くらいでした）

中は撮影禁止なので、ここまで。

正倉院展ほどの混雑はなかったです。
これまで見てきた日本の歴史的遺物と比べて、色鮮やかなものが多かったです。
像の作りもよりリアルな形状でした。
３０００年以上前に作られたものでありながら古さを感じないのは、金や象牙など、変質しにくい材料を使っているからでしょうか。

ツタンカーメンの曾祖母チュウヤの黄金の棺とか、ツタンカーメンとともに埋葬された金の短剣とかがすごかったです。

RPGでダンジョンのなかの宝箱を開けまくったりしますが、これって、この手の墓の盗掘と同じ事なんですよね。ちょっと反省。

実家でごろごろしているのも飽きたので、京都に帰ってきました。

西国三十三所で白衣に朱印をもらってまわりましたが、番外として四天王寺、高野山奥の院、善光寺の欄も用意されています。
いろいろ調べてみると、本来の西国札所とは関係なかったのですが、江戸から西国巡礼に来た人たちがついでに回った習慣から来ているようです。（この説が正しいかどうかは謎）　あけておくのも何なので、まずは行ったことのない四天王寺へ行ってきました。

地下鉄 四天王寺前駅から来たので、北西の小さい門から入りました。

大黒堂

英霊堂

六時礼讃堂
薬師如来が祀られています。




ここに来たことがないと思っていたのですが、この風景に見覚えがあるので、20年くらい前に来たことがありますね。

西大門
極楽門という別名があります。

転法輪
風で回っていました。

弘法大師像
今年四国を回れなかったお詫びをしておきました。

阿弥陀堂

万灯院
紙の衣を着た羅漢を祀ったお堂です。この衣は毎年衣替えを行うそうです。

境内は結構広々としていて、楠の巨木がさり気なく立っています。

五重塔
昭和34年に建てられたものだそうで、鉄筋コンクリート造りのようです。
中にはらせん階段があって上まで登れました。

この塔にかぎらず、四天王寺の建物の多くは最近建てられたものです。信長の石山本願寺攻め、大坂冬の陣、大阪大空襲など、何度も戦火にあって焼け落ちたかららしいです。

金堂
四天王寺の本尊である、救世観音と四天王が祀られています。

講堂
阿弥陀如来

宝物館
聖徳太子にちなんだ品が展示されていました。
展示の数はかなり少なかったですが、そのかわり貴重そうな品が多かったです。

聖霊院（太子殿）

奥殿
地下に永代供養の六観音が祀られていました。

中心伽藍の中門

庭園がありますが、この日は休園でした。

納経所で朱印をもらいましたが、ここはいろんな札所を名乗っているんですね。
四国の番外ってここ以外で聞いたことがないです。

すぐ横が動物園ですが、脚への負担を考えて今回は寄るのを控えることにしました。

この日は総持寺で珍しい行事があるのでお休みを頂いて見てきました。

包丁式という行事です。
寺を開いた山蔭卿が本尊の観音様を彫ってもらった時に千日間自ら料理を作って届けたという話から包丁道の祖として崇められており、それにちなんだ行事だそうです。
平安時代の宮中料理の諸作法を整えたものの一つが四条流包丁式とよばれ、そこからできたのが四条山蔭流だそうで、その免許の許し状をを与える際に行われる行事が包丁式とのこと。

ここでは、包丁と真魚箸（金属の長い箸）を使って、魚に全く手を触れることなくさばく作業を実演してくれます。

開始時間がよくわからないので、10時頃に総持寺着。

本堂では献華式もやるようです。

今は期間限定で本尊開帳と西国三十三所のお砂踏みをやっているようですが、本堂で献華式があるためにこの時間帯は入れませんでした。

包丁式にちなんだ、包丁塚

包丁式は開山堂で行われます。

包丁式の開始は正午であることが判明しました。
まだ時間があるなと思って開山堂の濡れ縁に座っていたら、ある人が中に座ったのをきっかけに、一斉に席取りになりました。前の方の席は関係者と来賓用なのですが、それ以外は自由に使えるようです。正面がどこになるかよくわからなかったので、場所取りを誤って、あまり見えない席になってしまいました。
席取り体制になってしまったので、献華式の方は行けませんね。

包丁式の種目には三曲鯛、一刀鰹などもあるらしいですが、今回は五刀鯉だそうです。

開始の15分くらい前に住職さんが入ってきて、包丁式について、寺の成り立ちや本尊を迎えたいきさつ、千日料理を絡めて説明してくれました。それから、説明ビラも全員に配っていました。

あまりうまくないほら貝の合図とともに、師範の方が後見人（？）２人を伴って入って来ました。

住職さんがお経をあげて、式が始まりました。

雅楽のBGMが流れ始めました。
包丁が届けられて、披露されます。

次に、鯉が届けられます。

服の袖に付けられている紐を使って裾を固定して、作業開始です。

ひとつひとつの動作に前置きの動作が伴うので、なかなか時間がかかります。

鯉を皿からまな板へ移動します。

真魚箸を突き刺して固定して、包丁を入れます。


．．．前の人にかなり視界を遮られます。

裏返します。

最後に、包丁と真魚箸をあるところにあてて、えいっとやると．．

こんなふうに、一瞬で縦になります。
「おぉー」という歓声が上がりました。

出来上がりのようです。
三枚おろしみたいなのかと思っていたのですが、予想と違いましたね。

ちなみに、こんな感じのところから撮っています。
まな板が低い位置にあるので、手元を撮るのが大変。

続いて、後見人（？）の人がこれを皿に戻します。


柱の陰だ。

そして、包丁を片づけます。

開祖にお供えされました。

免許の許し状の授与

このあと、本尊開帳とお砂踏みのために本堂へ行って総持寺をあとにしました。

まだ時間があるので、平日にいきたいところとして、京都水族館を思い出しました。
さすがにオープンして１か月後の平日の夕方なので、入場の列はありません。

余裕で見学できますね。

このくらいの人の入りだとゆっくりできます。

梅小路公園の桜
京都の桜のピークは過ぎましたが、遅咲きの桜は見頃なのがありますね。

公園の一角に朱雀の庭というのがあります。
時間があるので行ってみました。200円かかります。

西八条第跡 平清盛の邸宅です。

奥のほうに、いのちの森とよぶ、再生ビオトープが設けられていました。



わたし以外に入場者はいませんでした。

きょうのにゃんこ
「．．．．．♪」

「なんかみられてる？」

「なんか用ですか？」